ただいま工事中です。 |
仮設
一見すると正しいそうに思えて実は間違いであることや,何気ない行為が非常に危険なであることが,化学には多くあります。
インターネットや書籍に,あやしそうな教材やあぶなそうな実験が多く出ています。
そんなことが妙に気になり,書き出してみました。それに,化学教育の研究会で紹介されたことや先輩の先生方から伺ったこと,自分が過去に冒した失敗や勘違いなども追加して100題ほど載せてみました。
どこがあやしい部分で,どこがあぶない部分か指摘できますか?
解答は用意してありませんし,答えるつもりもありません。
まず,実験できるものは,是非試してください。
危険でやらない方がよい実験には の印をつけました。
経験豊富なベテランの先生方には当たり前のことが多いと思います。
わからないところは,近くにいらっしゃるベテランの先生に伺ってみてください。
なお,表現がおかしい部分やわかりにくいところありますがご容赦ください。
また,失敗することを書いたので再現性がないことがあります。
(26)試験管ばさみ
試験管ばさみは,柄の部分しっかりと持ち,試験管を振りながら加熱に使用する。
試験管ばさみのスプリングを信用できますか? (27)銅製湯煎なべに金網
銅製湯煎なべに金網をしき,火にかけた。
金網の役目は? (28)ホールピペットの乾燥
ホールピペットを高温乾燥器で乾燥した。
ガラスは膨張します。でもパイレックスは膨張係数が小さいので…… (29)水の融点とデジタル温度計
デジタル温度計で水の融点を測定すると,0℃にならないから,デジタル温度計は凝固点降下の実験には不向きである。
凝固点との融点の差がわかればよいのだから…… (30)塩素乾燥用濃硫酸の量
滴下漏斗に濃塩酸をいれ,酸化マンガン(W)と反応させて塩素を発生させた。よく乾燥させるために,洗気瓶にたっぷりの濃硫酸をいれた。
濃硫酸は重い (31)羽根車付きクルックス管
クルックス管の羽根車に電子線を当てると羽根車が動くのは,電子がぶつかりその力積で動く。
電子の力積…… (32)乾電池で電気伝導性の測定
乾電池と豆電球で物質の電気伝導性を調べた。
1.5Vで電気伝導性の有無がわかる? (33)塩化ナトリウムの電気伝導性
粉末の塩化ナトリウムに電極をきつく押し当てて,電気伝導性の有無を確認した。
粉末で? (34)ポリビンに臭素水
ポリエチレン製のビンに臭素水を入れて,保存した。
夏場に1月放置すればわかります (35)石英ガラスと普通のガラス
石英ガラスと軟質ガラスを強熱し,水の中に入れ,取り出し,軽く叩いた。
石英ガラスは機械強度が…… (36)イオン交換水の液性
イオン交換水のpHは7である。
測ってみましょう (37)NaClのイオン結合
NaClは,Na+1個とCl−1個が結合してできている。
1個と1個? (38)NaOHの溶解
NaOHをメスフラスコに入れ,水を8割くらい入てれ完全にとかし,水を加え1Lにした。
時間かかりそう (39)溶液の拡散速度
硫酸銅(U)をメスフラスコで溶かした。結晶が大きく溶けにくかったので,そのまま1晩放置して後日使用した。
溶ける? (40)塩化スズ(U)水溶液の調製
塩化スズ(U)を水に溶かして実験前日に水溶液を調製し,ビーカーに入れておいた。
やってみればわかります (41)シャルルの法則で噴水
丸底フラスコに水を入れ,ガラス管付きゴム栓をした。これをお湯にいれたら,フラスコの中の空気が膨張して,ガラス管から水が噴出した。
空気の膨張はどれくらい?
水もあるでしょ(42)デュマ法
デュマ法の問題点をご存じですか?
これで正しく測定できますか? (43) ビュレットに溶液を入れる
ビュレットに水酸化ナトリウム水溶液を入れようとしたが手が届かないので,椅子に登り水酸化ナトリウム水溶液をいれた。
危険です。失明することもあります。
教師でもやっている人を見かけます。危険です。やめましょう。 (44)アセトンの使い道
アセトンはマニキュアの除光液に使われている。
アセトンを使うと爪が白くなります。 (45)鉄の切断
酸素アセチレン炎による鉄骨の切断は,炎が非常に高温であることを利用している。
切断にはアセチレンの燃焼に必要以上の酸素が必要 (46)水酸化鉄(V)コロイドのチンダル現象
水酸化鉄(V)コロイドのチンダル現象の観察で,明るくて見やすい緑色レーザーを使用した。
補色の光だから (47)イソジンのヨウ素抽出
イソジン数滴にヘキサン1mLを加えて,試験管をよく振りヨウ素を抽出した。
イソジンには界面活性剤が (48)セッケン作りのエタノール
油脂と水酸化ナトリウムでセッケンを作るときエタノールを加えるのは,エタノールが油脂とNaOH両方に溶け,短時間で反応が済むからである。
エステル交換って知ってます? (49)銅の炎色反応
白金線の先に硫酸銅(U)水溶液をつけ,炎色反応を観察した。
やってみればわかります。 (50)エチレンと臭素
エチレンに臭素水を反応させると,1,2−ジブロモエタンができる。
臭素水?
A